犬と人間の五感の違い

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犬の身体のつくりは、人間のものとはまるで異なります。意外と知らない愛犬の身体のこと、私たちの身体と比べるとへぇ~と思うことがたくさんあるのではないでしょうか?

1. 犬の目:視覚

目の色や形、瞳孔の形は犬種によって様々ですが、目の構造は人間と似ています。大きな違いと言えば、色の認識と、夜目がきき、動体視力に優れている点です。

  • 視野は、人=180℃に対し、犬=250~290℃
  • 水晶体の厚さが人の2倍のため、近視眼でピントを合わせる力が弱い(視覚型獣猟犬は正視眼)
  • 色認識は、青と黄色の2色で、赤は認識出来ずグレーとして認識している
  • 光を感知する杆体細胞が人の約8倍、僅かな光量も2倍に反射させるタぺタム

美味しそうに着色されたドックフードなどは、犬には見えず、意味が無いのです。また、近づかないと見えないのが犬から見たドックフードの見え方なのです。

2. 犬の鼻:嗅覚

鼻筋や鼻腔が広い為、嗅覚が優れているのも犬の特徴です。

  • 嗅覚細胞は、人=500万個に対し、犬=1~2億個と人間の100~1億倍
  • 臭気を感知する臭粘膜の面積は、人=4c㎡に対し、犬=150c㎡

犬の食事であるドックフードなどを嗅いだり、犬がお互いにお尻を嗅ぐのは雄・雌を見分けたりと、色んな物を情報収集し処理している大切な器官だからなのです。

3. 犬の耳:聴覚

垂れた耳や立ち耳などと耳の形や大きさは、犬種によって様々です。犬は、人の6倍の大きさで音が聞こえており、人には聞こえない音まで聴き取ります。雷が鳴ると隠れたり震えたり怯えるのは、聴覚の良さ故の事なのです。

  • 音は人間の6倍の大きさで聴き取る
  • 聴き取る範囲は、人=20Hz~2万Hz、犬=65Hz~5万Hzと超音波も聞き取る
  • 犬の耳は17つの筋肉で作られていて自由自在に動く
  • 音の方向は、人=16方向、犬=32方向

犬の耳の動きは、心理状態も判るカーミングシグナルです。また、犬の耳の病気である外耳炎は、ドックフードなどの食事が原因の1つなので、ドックフードなどの品質や、栄養に気をつける事が耳の健康とも言えます。

4. 犬の口:味覚

犬の口はアルカリ性なので、虫歯にはなりにくいのですが、3歳以上の約8割の犬が歯周病にかかっているとの統計もあります。また、犬は噛む力は強いですが、歯の硬さは人間の70%しかないのが特徴です。

  • 子犬=計28本、成犬=上の歯20本、下の歯22本の42本の歯
  • 舌を出し唾液を蒸発させて体温調節する
  • 味を感じる味蕾の数は、人=1万個、犬=2千個と少ない

犬は、食べ物を良く噛まずに飲み込みます。人のように繊細な味覚は無く、旨みを感じることは出来ませんが、酸味や甘みは敏感に感じ取っています。

おまけに. 犬の内臓

犬の腸の長さは、体長の5~7倍と人間に比べて腸が短い為、胃や腸に留まる時間が短いのです。犬にとって植物たんぱく質などは、吸収されにくく、動物性たんぱく質は消化吸収に優れているのです。ドックフードなどの食事も短時間で消化吸収出来る物を選ぶ事が大切なのです。

このように犬の身体は優れた特徴が沢山あります。特に大きな違いは、犬にとって外を認識するために重要な期間は、視覚ではなく嗅覚が1番だという事です。犬にとって快適な生活環境かどうかを、匂いや香りを中心に考えてみてはいかがでしょうか?